歯周病を単なるお口の病気であると考えている方は、本当の歯周病のコワさをまだ知らされていないのかもしれません。「歯周病」は、歯の土台となる骨を溶かしてしまう病気でありますが、近年の研究から歯周病菌の人の脳梗塞や心筋梗塞になるリスクは、そうでない人の3倍ほどもあるという研究結果が発表されはじめたそうなのです。「歯」の病気が、どうして脳や心臓に影響を与えるのか‥、というような疑問をもたれるかもしれませんが、口内の毛細血管から歯周病菌が入り込み、血管を通じて全身を巡るというような解明が解き明かされています。

通常であれば血液中の白血球や免疫機能が血液中に入り込んだ、歯周病菌を退治しえくれるようなのですが、身体が弱っている高齢者や持病のある方々には、そのような細菌からの防御力が弱まっているため、致命的な感染症を引き起こすきっかけにもなり得るのだそうです。

欧米、欧州諸国では、日本から比較すると口内環境衛生に関する人々の関心度は、非常に高い数値を示すそうです。

子どもの頃からの口内環境の衛生を保持する習慣が大人になっても引き継がれている証であると、多くの専門家たちは語っています。

日本においても「歯周病」のコワさを大人たちが子どもたちに語らなくてはなりませんね。