歯科医院で、歯を抜く、ということをするときには、歯茎に麻酔をすることが多いです。ですが、たまに、麻酔が効かない場合があります。では、それはどのようなときなのでしょうか。

歯科医院で扱う麻酔は、いくつか種類がありますが、よく使われるのが、浸潤麻酔です。施術する箇所の近くに麻酔薬を注入し、浸潤させることで、麻酔させます。そうすることで、手術の痛みを減らすのです。ですが、たまに効かないことがあります。そのほとんどが、下顎の麻酔です。

なぜ、下顎が麻酔されにくいかというと、下顎は上顎よりも、骨が緻密にできており、麻酔が染み込んでいくような穴が小さいからです。奥歯ほど骨が固く、緻密で、麻酔されにくいことが多く、また歳を取るごとに固くなっていくため、高齢の方のほうが、麻酔が効きづらいのです。

そのような場合でも、伝達麻酔という別の麻酔方法で施術することができるため、心配せず、歯科医院に行き、治療してもらいましょう。