生まれたばかりの赤ちゃんには、歯がありません。赤ちゃんの歯が生えてくるのは、個人差はありますが生後半年を過ぎた頃からです。でも、赤ちゃんの歯の形成は、お母さんのお腹の中にいる頃に始まっています。赤ちゃんの歯の元になる「歯胚」と呼ばれる部分は、お母さんが妊娠して6週目にはすでに作られ始めます。それから凄いスピードで土台となる組織が作られていきます。赤ちゃんの歯の形成にはカルシウムやリンといったミネラルが欠かせません。赤ちゃんは母体から栄養を受け取るので、その栄養が少ないと生まれてから生える歯が脆くなってしまうこともあります。そのためお母さんは妊娠中に、しっかりと栄養を摂ることが非常に重要なのです。