「歯周病」は、まず歯茎が赤く腫れる歯肉炎から始まると言われておりますが、この炎症に気づかないでおりますと、歯茎からの出血なども見られるようになります。実際に歯茎から出血していても「歯周病」だと気づかれない方が多いのは、虫歯などと違って強烈な痛みなどをともなわないので、実際に歯がぐらつくなどで歯周病の症状に気づいた時には、症状が悪化しているケースがほとんどであるようです。歯周病は、お口の中にある細菌による感染症でありますので、何よりも口の中にある細菌の塊・プラークを除去することが大切であると考えられております。多くの方は毎日のデンタルケアとして、お食後の歯磨きを行っていらっしゃると思いますが、歯周病予防には何よりもお休み前の歯磨きが重要であると考えられております。皆さんが寝ている最中は、唾液の分泌が減少するため、歯の抗菌作用を促している唾液の分泌が、減ってしまうことでお口の中の細菌が活発化すると考えられております。ですからお休み前はなるべくお口の中を清潔にし、悪さをする細菌を歯磨きで追い出しておくことが予防につながってくるのです。